2009-01-01
再度生と死の意味を問う
私にとって精神的に生まれ変わらせたのは「それ自体意味を持たぬ世界生起に対し----」のくだりに触れた瞬間でした。 以来、この問題にひかれましたが、最近になって更に関心が深まる箇所に出会いました。長くなりますが、敢えて引用させて頂きます。(大島宏之・宗教がわかる事典) 「生物学的にどのように究明しても、人間の誕生の意義を明らかにすることはできません。診断や治療がどんなに進んでも、病の存在する意味や、生と死の意味が明かされないと同様に、人間の理知で答えうるものと答えられないものがあるのです。---そして人間がバランスをとるには、知の代表格である科学と、情・意の代表格ともいうべき宗教の両者をほどよく調合することです。」 このことは、人間、非合理なるがゆえに愛すという説に通底するのでしょうか。 |
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